Creatorshead

株式会社クリエイターズ・ヘッドのつぶやき

ビジネスインテリジェンス(BI)のおさらい

データ分析手法として古くから使われていて知名度の高いものが、BIツールと呼ばれるものですが、BIに関して正確に理解している人は意外と少ない。

そもそもBIとは何か?と言うと、Wikipediaで調べてみたところ抜粋になるが、

ビジネスインテリジェンスBusiness IntelligenceBI)は、経営会計情報処理などの用語で、企業などの組織データを、収集・蓄積・分析・報告することで、経営上などの意思決定に役立てる手法や技術のこと

ビジネスインテリジェンスの技術は、経営判断上の過去・現在・未来予測などの視点を提供する。ビジネスインテリジェンス技術で使われる一般的な機能には、OLAP、データ分析/可視化、データマイニングプロセスマイニングテキストマイニング複合イベント処理ビジネス業績管理(BPM)、ベンチマーキング、予測分析、規範分析などがある。

ということであるらしい。しかしながらBI製品と呼ばれるものの大部分が、過去・現在の視点を提供するものである。要するにExcelの機能を拡張したようなレベルのものである。

例えば、BIツールの真骨頂と言えるOLAPという多次元分析という機能は、Excelのピボット分析を拡張したようなものですし、レポーティング(ダッシュボード)機能は、Excelのグラフ機能を拡張したようなものである。Excelのマクロを駆使すればBIツールと同じことが実現できないとは言えない。

Excelのマクロ使いがいない場合では、BIツールを使ったほうが便利とは言える。

また、データマートとは別にセルフBIという、ちょっとしたデータ結合が利用者レベルで簡単にできるという機能(キューブ機能)は便利かもしれません。

レポーティング(ダッシュボード)に特化した商品も「Tableau」など多々あるが、これはPC画面で見ることを前提としているものが多く、いくら豊富な種類のグラフ作成が可能とは言っても、お客様固有のユニークなレポートに関して作成できなかった場合は個別開発が必要となる。個別開発が必要なケースや本末転倒かもしれないが最終的に作成したレポートを帳票的に紙で印刷したいといったニーズの場合は、SAP社の「Crystal Reports」で作ったほうが効率的でしょう。

企業内において、Excelベースでの処理に限界を感じており、BIチックなデータ分析、レポーティング(ダッシュボード)、帳票作成のニーズがありましたら、弊社にお任せください!