Creatorshead

株式会社クリエイターズ・ヘッドのつぶやき

AI・RPAビジネスを考える

昨今、ITビジネスでは、AIやRPAといったワードがもてはやされており、メディアなどでよく耳にする人の仕事がロボットに完全に置き換えられる時代が近い将来やってくると言われていますが、はたして本当にそうなのでしょうか?

たしかに定型事務作業処理のようなものは自動処理に置き換えられそうですが、判断的な処理をロボットにさせるというのはいかがなものなのでしょう?

ある一定のルールに基づき判断するようなものは確かに自動判断処理できそうですが、例外的なイレギュラー事象の判断までは難しいのではないでしょうか?

また、会社経営的な意思決定(判断)をAI・ロボットがするという話を真剣に考えている人がいるとしたらゾッとしますね!

昨日ある会社の方との打合せの際に盛り上がった?話ですが、例えば判断的な処理をAIやロボットに委ねるシステムを開発した場合に、AIやロボットが判断を間違ったために損害が発生したときの責任はシステムを開発した会社がとるのか?お客様がリスクを負うのか?という話で、システムのバグであれば瑕疵責任が開発会社に生じるとは思いますが、AIやロボットの学習不足によるミスであれば瑕疵にはあたらないので、結果的にはお客様リスクになると思われます。

しかしながら、お客様がAIやロボットの能力を過大評価している場合、はたしてAIやロボットも判断ミスすることがあるというリスクをどこまで認識いただけるか?というのは、システム構築前に十分に認識いただけるよう説明する責任はシステム開発会社にあるのでしょうね!

いずれにしても、これから日本は労働力不足も深刻化する時代ですので、人とAI・ロボットとは、程よい距離感で共存していくワークスタイルになっていくと思われます!