Creatorshead

株式会社クリエイターズ・ヘッドのつぶやき

エレベーターのアルゴリズム

日経XTECHの記事で、「イライラ解消、エレベーターのアルゴリズム」というなかなか興味深い記事を見たので、今日はこちらの話題をしたいと思います。

自社もそうですが、客先の高層エレベーターで打合せ時間ギリギリの焦っている際にエレベーター渋滞に巻き込まれるとイライラしますよね。

記事によると人間は60秒以上エレベーター待ちをするとイライラするとのこと。よってエレベーターオペレーション会社では、待ち時間をいかに60秒以内にするかというアルゴリズムを日々研究しているようです。

いろいろな仮説を立てながら最適なアルゴリズムを探っているようですが、確かに最近ビルによっては、階数ごとにエレベーターを分けているのは当たり前になってきてますが、アルゴリズムの観点から考えてみると「1つのカゴにはできる限り大人数で乗る」のが必要なようで、確かにある程度の定員に満たないと動かない(ドアの開いている時間調節との併用)タイプというのもありますね。

また、「ピーク時間の前後5分を避ける」という説があるようで、近年の研究では「ビルの居住人口の15%がピークの5分間にエレベーターを利用する」という結果が出ているらしく、利用時間をピーク時の前後にずらすだけでも、ストレスなくエレベーターに乗れる確率が高まるらしいです。

知らなかったのですが、エレベーターの車椅子用のボタンというのがありますが、これを押すと、扉の開閉時間が遅くなるような仕組みになっているだけでなく、同じ階に2台のカゴを配車してしまう仕組みになっているようで、エレベーター運用の全体最適化の妨げになり、エレベーター遅延の原因になるらしいです。

いずれにしても、エレベーターのアルゴリズムというのも奥が深いが面白いテーマだなと思います!