トヨタとソフトバンク自動運転などで新会社設立
昨日、トヨタ自動車とソフトバンクグループが自動運転技術やライドシェアなどモビリティー(移動手段)に関する新たなサービスで提携し、共同出資会社を設立することを発表しました。
両社は、自動運転車を使った配車サービスなどの分野で協力し、トヨタの移動サービス専用の自動運転車両「イー・パレット」による事業を展開する。
新会社の資本金(資本準備金含む)は20億円で、将来的に100億円まで増資する予定。出資比率はソフトバンク50.25%、トヨタ49.75%で、今年度中に事業を開始する。
両社はそれぞれ、自動運転などの新たな移動手段に関する出資や事業開発を加速させている。トヨタは6月、東南アジアの配車サービス大手グラブに10億ドル(約1100億円)出資。8月には米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズへ5億ドル(約550億円)の出資を決め自動運転分野で連携を強めている。
一方、ソフトバンクはグループとして、グラブや中国最大手配車サービスの滴滴出行に出資。9月には滴滴と大阪府でタクシー配車サービスを始めた。このほか、ウーバー株式の15%を握る筆頭株主となっている。
自動車をめぐるIT関連のサービス開発は競争が激化しており、変化のスピードも速い。
トヨタとソフトバンクは協業する企業が重なっており、連携により新事業の開発を加速させたい考えのようです。
トヨタは、既にコネクテッドカーの分野では、KDDIと業務提携しており、今回の出資比率を見ても両睨みの戦略なのでしょうかね?