Creatorshead

株式会社クリエイターズ・ヘッドのつぶやき

「信号灯」から始めるスマート工場

弊社も工場のIoTシステム提案を自社製品サービスをもって展開中ですが、下記の信号灯との組み合わせは、まずはスタートアップ時には最適であると考えられ、事業分野もバッティングしないため弊社もパトライト社との協業をこれから模索していきたいと思います。

パトライト社の「AirGRID」は工場内に設置されている信号灯に載せるだけで信号灯がどういうステータスにあるかというのを無線で送ることができ、機器の稼働状況を把握できるというものだ。

製造現場のIoT活用は大きな注目を集めている。しかし、実際に製造現場では「何から手を付けてよいか分からない」や「コストが掛けられない」など戸惑う声なども多い。こうした課題を解決するのが「AirGRID」である。

工場の設備監視をはじめようとしても、センサーの設置や通信機器の設置、ネットワーク構築など、多くの製造業にとっては負担が大きい。そもそもセンサーもどういうデータを取得すれば求めるデータが取れるのかというのも分からず、本格的に稼働させるまでに長い期間が必要になる。

「AirGRID」は、機器そのものの稼働状況を直接取るのではなく、「機器の稼働状況を示す信号灯の情報を見れば、最低限の稼働状況は集められる」という発想の転換で生まれた製品である。多くの工場で設置されている、設備機器や生産ラインの状況監視を行う信号灯の上に設置するだけで、簡単に信号灯のステータス情報を集めることができる。

パトライト社は、もともとこの信号灯の主要メーカーであり、機器の監視状況をより容易に集められるように「AirGRID」を開発した。

パトライト社自身が関連のサービスなどを提供することも可能だが、現段階では「AirGRID」の提供にとどめており、稼働状況監視システムや関連のソリューションについてはパートナーとの協力で進めていく方針である。パトライト社は「ソフトウェアなどを開発する自社のリソースを考えれば現状ではパートナーと組んで進めることが最良だと考えている」としている。