AI・RPAビジネスを考える
昨今、ITビジネスでは、AIやRPAといったワードがもてはやされており、メディアなどでよく耳にする人の仕事がロボットに完全に置き換えられる時代が近い将来やってくると言われていますが、はたして本当にそうなのでしょうか?
たしかに定型事務作業処理のようなものは自動処理に置き換えられそうですが、判断的な処理をロボットにさせるというのはいかがなものなのでしょう?
ある一定のルールに基づき判断するようなものは確かに自動判断処理できそうですが、例外的なイレギュラー事象の判断までは難しいのではないでしょうか?
また、会社経営的な意思決定(判断)をAI・ロボットがするという話を真剣に考えている人がいるとしたらゾッとしますね!
昨日ある会社の方との打合せの際に盛り上がった?話ですが、例えば判断的な処理をAIやロボットに委ねるシステムを開発した場合に、AIやロボットが判断を間違ったために損害が発生したときの責任はシステムを開発した会社がとるのか?お客様がリスクを負うのか?という話で、システムのバグであれば瑕疵責任が開発会社に生じるとは思いますが、AIやロボットの学習不足によるミスであれば瑕疵にはあたらないので、結果的にはお客様リスクになると思われます。
しかしながら、お客様がAIやロボットの能力を過大評価している場合、はたしてAIやロボットも判断ミスすることがあるというリスクをどこまで認識いただけるか?というのは、システム構築前に十分に認識いただけるよう説明する責任はシステム開発会社にあるのでしょうね!
いずれにしても、これから日本は労働力不足も深刻化する時代ですので、人とAI・ロボットとは、程よい距離感で共存していくワークスタイルになっていくと思われます!
気象ビジネス
日本で気象ビジネスを展開している会社と言えば、株式会社ウェザーニュース社が有名だと思われますが、昨年から弊社がビジネスパートナーシップを結んでいるIBM社が、傘下に The Weather Company社を迎え入れたことにより、IBM社が気象のクラウドサービス事業に進出し、結構ニーズが高まっているようです。
正直、IBMが気象?と結びつかないような気がしますが、世の流れなのでしょうか?
IBM社が提供する The Weather Company クラウドサービスでは現在の気象や将来の予報、季節的な気象状況や悪天候に関する気象データなど広範なデータを提供しています。クラウド経由で迅速かつ簡単に気象データの API にアクセス可能で、必要なデータを、通知、予報データ、画像等を含めた様々な形式で提供しています。
気象とビジネスの結びつきとして考えられるのは、小売業や農業、風力エネルギー、運輸、メディア、観光といった気象条件により影響を受ける業種がメインユーザーになると考えられますが、弊社もデータマイニング技術で気象予測というビジネス展開は考えられなくもありませんが、予測アルゴリズムが複雑怪奇になりそうでテーマとしては重たいですね!
気象情報がどうビジネスに繋げたら有効か?は、ちょっと時間があるときに考えてみたいと思います!
Box World Tour Tokyo 2018出展!
ファイルサーバーからの移行など、企業向けクラウドストレージサービスとして導入が進んでいる「Box」ですが、年に1回の「Box」プライベートイベントである「Box World Tour Tokyo 2018」が、2018年6月6日(水)にザ・プリンスパークタワー東京(芝公園)で開催されます!
弊社は、Box社との関係が深く、本イベントには3年連続での出展となります!
今回は自社開発の特許取得済エンドポイントセキュリティ製品「Shield Share」を「Box」サービスと連携し「Box Edit」を利用した編集利用中ファイルをPC上から漏洩防止する製品として「Shield Share for Box」というものを展開中であり、「Shield Share for Box」の販売代理店をしていただいている株式会社ジェクシード様との共同出展で本イベントにブース出展いたします!
弊社は、「Shield Share for Box」の出展とともに、Box APIを利用して取得した各種ログを高速に可視化・分析して業務改善にいかす製品として「ビグるBox」(仮称)も参考出展する予定です。
是非この機会に弊社の「Box」連携製品のデモや紹介をさせていただきますので、弊社出展ブースまで、お気軽に立ち寄ってください!心よりお待ちしています!
参加希望の方は、下記イベントサイトより無料招待券のお申込みをお願いします。
ちなみに弊社はBox APIを使ったシステム間連携インターフェース開発も行っておりますので、Box関連開発のご要望もありましたら、ご相談ください!
Watson Studio
IBM社が、3/26に機械学習やディープラーニング用の統合プラットフォームクラウドサービスとして「Watson Studio」というものを発表しました。
「Watson Studio」は突然公開された「真新しいサービス」というわけではなく、従来「Watson Data Platform」の冠の下で提供されてきた「DSX」「WML」などのデータ・サイエンス系のサービス群を発展的に整理統合・機能拡張したものです。従来のサービス群は今回、以下のように強化・再編されたようです。
弊社は、データマイニングエンジン製品として「SPSS Modeler」の販売・構築を行っていますので、これがクラウド環境で自動化を含めて使えそうであるというのは、朗報ですね!しかしながら「SPSS Modeler」の現行のGUI部分は、こちらの「Watson Studio」のGUIベースに移行されていくようなので、弊社も早く「Watson Studio」の機能をキャッチアップする必要がありそうです!
IBM社は”Watson”の傘のもと、ソフトウェアビジネスモデルをオンプレミスからクラウドサービス中心にどんどんシフトしていくのでしょうかね?
IoTの次は、IoB?
現在巷では、モノとインターネットを繋ぐことで新たなビジネスの創出や業務効率化をはかっていくということで、IoT(Internet of Things)が、もてはやされておりますが、既に研究レベルでは、IoTの次のテーマとして、IoB(Internet of Bodies)という人体とインターネットを繋ぐ技術やIoA(Internet of Abilities)という能力(知能)とインターネットを繋ぐ技術というものが登場してきています。
IoBとは何か?ということを少し堀りさげると、三つの段階に設定されるようで、第一段階は、「定量化」の段階で、Apple Watchやfitbitのように身体にデバイスを身につけることで心拍や運動量といった計測を行うことをテーマとしており、これは弊社でも、ある案件にてビッグデータと絡めた開発に携わっています!
第二段階は、「体内化」の段階で、ペースメーカーのように体内にデバイスを入れて何らかの機能を持たせることである。これからも機能の進化はあるだろうが、ここまではすでに実現されています。
第三段階になると「ウェットウェア」といわれる段階で、脳に何らかのデバイスを接続する。ウェットウェアとはハードウェアやソフトウェアというドライなものに対して血が流れる人間の頭脳を意味する言葉である。アニメ『攻殻機動隊』や映画『マトリックス』の世界を実現化するものといえる話になってくるようです。
「ウェットウェア」の段階になると例えば、体内にICチップを埋め込むような話になってきますが、これは既に実験段階では試みは行われているようですが、体内に何かを埋め込んだり、脳に直接働きかけるような話になると、医学治療的な効果としては期待できるのかもしれませんが、違う用途となると、やはり人体への影響(副作用)が懸念されます。
機械の品質は絶対ではないため、つまり想定外の故障や通信障害などにより、予想外のことが起きるかもしれないリスクがあり、その事故により生命に危険が及ぶ(最悪は死に至る)可能性も否定できません。
このあたりThingsであれば単なる事故で済む話でも、Bodiesになると生命のリスクを伴うことも想定されるため第三段階まで普及するか?は、まだ未知数な世界ですね!
いずれにしても世界の技術革新はめまぐるしいスピードで進んでいるようです!
チャットボットクイックスタートサービス始めました
以前にも、このブログでご紹介させていただきましたが、企業のAI入門サービスとしてニーズが増加している「チャットボットサービス」に関して、弊社では、IBM Watsonのチャットボット作成フレームワークを利用した構築サービスを提供しています。
但し、お客様からチャットボット構築ニーズ(関心)は高いものの、お客様としては、まずは低コストでチャットボットサービスがどこまで使えるツールなのかを評価したいという声が多く、弊社では、こういったお客様のニーズに応えるべく安価に短期間でご評価いただけるクイックスタートサービスを提供しています!
◎チャットボットサービスは、ビジネスシーンでは主に
・企業内各種ヘルプデスク対応(社用PCに関する問合せや各種社内手続き問合せ対応など)
・お客様向けヘルプデスク対応(各種手続きやFAQ問合せ対応など)
・お客様向けリコメンドサービス利用(住宅、商品サービス、旅行、人材、飲食店など)
などで利用されており、導入効果としては、社員の生産性向上やお客様サービスレベルの向上、問合せ対応業務の効率化・省力化をはかれます。
以下に弊社チャットボットクイックスタートサービスの資料を添付しますので、参考にしてください!