Creatorshead

株式会社クリエイターズ・ヘッドのつぶやき

ジャストインタイム

先日、「ジャストインタイム」を実践し磨き上げ、現在は、この「ジャストインタイム」を企業に導入するためのコンサルをされている方と面談する機会がありました。

「ジャストインタイム」とは、有名なトヨタ自動車が開発した生産管理のシステムのことで、「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」供給するための生産計画という考え方を原型としています。

自動車のように何万種類もの部品が必要な製品を扱う工場では、効率のよい生産が必要です。その中、部品を効率よく仕入れ、大量生産を可能にし、ムダ、ムラ、ムリを防ぐことができる管理方法として知られています。

「ジャストインタイム」の目的は、

・生産性を高める

・リードタイムを短縮する

・売れるタイミングで生産する

ということになります。

大だけでなく、中小の多くの製造業で、この生産方式を取り入れてコスト削減や利益の最大化に大きく貢献できているようです。

最近では、製造業だけでなく、流通小売業やサービス業、農業、官公庁などでも「ジャストインタイム」を用いて業務改善を図り、成果が出ているようです。

しかしながら、「ジャストインタイム」をコンサルして導入した直後の1年間くらいでは、飛躍的にコスト削減や利益の最大化の効果が顕著に現れ、経営者の方たちも大満足されるようなのですが、運用(継続性)という部分に課題があり、運用は人が行うことになるため、例えば運用する人が退職されたり、面倒で実行することを怠ってしまうと、とたんに効果が下がり、要するに効果が一過性になってしまうという問題をはらんでいるようです。

経営者も一時の成果にあぐらをかいて保守的になってしまい、新たな追加投資には慎重になるという傾向もあるようです。

新たな設備投資を含め、長期にわたる持続性をどう持たせるかが課題なようですが、少子高齢化に伴う労働者の確保の問題もあり、なかなか人に依存した運用というのも厳しい状況のようです。

「ジャストインタイム」の持続性という観点で、IoTやAI、RPAを用いた自動化(システム化)は有効な解決策になるということで、弊社は、ものづくり日本を支える「ジャストインタイム」を企業に根付かせるために、IoTやAI、RPAを用いたシステム提案を弊社は率先して行っていきます!